川久保ゼミ「平和の集い～我孫子から平和を願う～」に参加して

12月3日(日)、けやきプラザのふれあいホールにおいて、「平和の集い～我孫子から平和を願う～」が開催され、川久保ゼミ（専門演習Ⅰ）が課外授業の一環として参加しました。また、中央学院大学の地域連携活動の一翼を担う学生団体「地域連携カイギ」からも学生が参加してくれました。
当日の司会は、我孫子市平和事業推進市民会議委員を務めている赤羽根愛実さん（法学部3年）が担い、緊張した面持ちながらも、はっきりとした口調で円滑に進行する姿が印象的でした。

星野順一郎我孫子市長と我孫子市平和事業推進市民会議の桑原俊晴会長によるご挨拶の後、第1部として令和5年度広島派遣中学生による報告が行われました。当初の予定では、派遣団一行は長崎を訪れることになっていました。8月に日本を直撃した台風の影響によって長崎への訪問は急遽中止となりましたが、訪問先を広島に変更して行われた1泊2日の活動の様子を中学生が自ら作成したスライドで報告しました。現地に実際に行くことでしか感じ取ることのできない率直な感想を思い思いに語る報告となりました。

第2部では、我孫子市立我孫子中学校演劇部による劇「不言色（いわぬいろ）の蛍」が上演されました。鹿児島県知覧基地の特攻隊員が「最後の食事」をとる帝国陸軍の指定食堂「富屋食堂」における主人鳥濱トメと特攻隊員の交流をめぐる劇でしたが、演劇部による迫真の演技に会場は静まり返っていました。

終了後、「平和学」の特別企画として「被爆者体験講話」を毎年行ってくださる的山ケイ子さんらと再会し、写真撮影を行いました。的山さんからは、「大勢の若い人たちがきてくれて本当にうれしい」と言葉をかけて頂きました。我孫子市と中央学院大学の地域連携事業の活性化を通じて、平和の継承をめぐる世代間交流が、ますます発展していくことが期待されます。
 

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