2022.01.24 (月)TOPICS法学部
大久保ゼミ「オンライン模擬裁判」開催報告
法学部准教授 大久保 輝先生の2年生ゼミ(基礎演習II)の今年度最後の授業にて、オンライン民事模擬裁判「バドミントンのペア同士の事故」が行われました。
実際の民事裁判では書面を交換するだけのことが多いのですが、今回の模擬裁判では各種の書面を読み上げ、証人を出すなどして、模擬裁判を見ている人にもわかるように工夫しました。
事件は、「原告は同じバドミントン教室に通う被告とペアを組み、バドミントンのダブルス競技をしていました。ところが後衛にいた被告が相手方ペアの打ったシャトルを打ち返そうと右手バックハンドでラケットを振ったところ、ラケットのフレームが前衛にいた原告の左眼に当たり、原告は左眼を失明してしまいました。被告は損害賠償をしなければならないのでしょうか。」というものでした。
実際の民事裁判では書面を交換するだけのことが多いのですが、今回の模擬裁判では各種の書面を読み上げ、証人を出すなどして、模擬裁判を見ている人にもわかるように工夫しました。
事件は、「原告は同じバドミントン教室に通う被告とペアを組み、バドミントンのダブルス競技をしていました。ところが後衛にいた被告が相手方ペアの打ったシャトルを打ち返そうと右手バックハンドでラケットを振ったところ、ラケットのフレームが前衛にいた原告の左眼に当たり、原告は左眼を失明してしまいました。被告は損害賠償をしなければならないのでしょうか。」というものでした。
争点となったのは、「被告に過失(注意義務違反)があるか」という点と、 「被告の行為に違法性があるか」という点です。参考にした実際の裁判では、被告に過失も違法性も認められるとして、被告は損害賠償をしなければならないという判決が出ています。ただ、今回の模擬裁判はゼミ生たちに考えてもらうために、実際の裁判とは少々異なる事件内容にしました。
判決内容はゼミ生たちの多数決で決め、その結果、被告に過失は無く、損害賠償をしなくてよいことになりました。
授業後に大久保先生からは、「今回のオンライン民事模擬裁判を通じて、民事模擬裁判の課題だけでなくオンラインで模擬裁判をする場合の課題が浮き彫りになり、ゼミ生だけでなく私も勉強になりました。」とお話しがありました。
判決内容はゼミ生たちの多数決で決め、その結果、被告に過失は無く、損害賠償をしなくてよいことになりました。
授業後に大久保先生からは、「今回のオンライン民事模擬裁判を通じて、民事模擬裁判の課題だけでなくオンラインで模擬裁判をする場合の課題が浮き彫りになり、ゼミ生だけでなく私も勉強になりました。」とお話しがありました。
<お問い合わせ先>
部署:企画課
電話:04-71873-6517
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