2022.11.21 (月)TOPICS法学部

公務員論 特別講義「防災政策」実施報告

11月18日(金)、法学部教授 李 憲模先生の授業「公務員論」にて、日本マネジメント総合研究所合同会社客員研究員の杉本 洋平氏をお招きし、「防災政策」に関する特別講義が実施されました。

前半の「防災政策論」では地震災害を中心に取り上げ、地震災害の原理や国内での地震災害の歴史、今後発生が懸念される首都直下地震や南海トラフ地震の被害想定等についての概説がありました。
その後、災害対策基本法の概要及び国と地方公共団体の防災計画制度について説明があり、神戸市地域防災計画を事例として、災害対策本部以下各部局の役割や、災害発生後から1週間以内にかけて市町村が行う災害対応について時系列で紹介していただきました。

公務員論特別授業01

日本マネジメント総合研究所合同会社客員研究員 杉本 洋平氏
後半の「公務員論(防災政策編)」では、災害対応に従事する国家公務員、地方公務員の実際の様子について解説していただきました。
東日本大震災を事例として、災害時に活躍する公務員について、警察や消防、自衛隊など職種ごとに写真や新聞記事の切り抜きを交えて紹介がありました。

さらに、災害時は国や他の都道府県、市町村との応援・受援体制が重要であることや、地域住民が仕事や学業の傍ら従事する予備自衛官、消防団員や水防団員など、非常勤特別職の公務員の存在も重要な役割を果たしていることなどが紹介されました。

公務員論特別授業02

「公務員論」では、今後も「消防士」(12月2日)や「市役所職員」(12月9日)による特別講義が予定されています。
 
<お問い合わせ先>
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