2022.12.20 (火)TOPICS商学部

中野ゼミ「大人たちの金曜日」実施報告

12月10日(土)、商学部准教授 中野 健秀先生のゼミ生(演習Ⅰ・演習Ⅱ)を対象に「大人たちの金曜日」が行われました。中野ゼミの「大人たちの金曜日」とは、ゼミ生たちのキャリアについての視野を広げ、考えを深めることを目的とし、様々な業界の社会人をお招きして現在の仕事と過去の経験をざっくばらんにお話しいただく会です。

今回はサントリーホールディングス株式会社、サントリーコーポレートビジネス株式会社 東日本支社法人営業企画部長の西尾 充弘氏にお越しいただきました。
西尾氏には事前に質問票をお渡ししてあり、「学生時代、特に自分のスキルが向上したと考えるアルバイトは?」「自分の興味あるものを仕事にすることの良い面と悪い面は?」「営業において自分を売り込むコツは?」「九州で売り上げを伸ばした方法は?」「商品発売前の段階で大ヒットする確信はありましたか」などについて回答していただきました。

中野ゼミ大人たちの金曜日20221210_サントリー西尾様

サントリーホールディングス株式会社、サントリーコーポレートビジネス株式会社 西尾 充弘氏
また、食品・酒類業界について、サントリーグループの歴史や概要、マーケットや営業企画、商品企画についてもお話しいただきました。自身の業務体験については、得意先との営業上での様々な失敗談や、九州の焼酎の売り上げを3年で5倍にするというプロジェクトを任された際の話、大ヒット商品を生み出すまでの過程など、失敗や苦労から学んだ経験を伝えてくださいました。
 

中野ゼミ大人たちの金曜日20221210_01

以下は受講したゼミ生の感想です。
  • 仕事とは、ただお金を稼ぐためのものと思っていましたが、もう一つの存在意義があると気づきました。それは社会のためにあるということです。西尾さんの話を聞いてから、どうすれば自分が社会の役に立つ人になれるかを、ずっと考えています。(2年 朱 俊安)
  • 私には失敗したら仕方ないと思い、なるべく早く忘れようとする癖があります。しかし「失敗を成功につなげる」というお話を聞いて、私が成長しない理由の一つを知ることができました。多くのことを情熱的に、かつ冷静に考える癖を付けたいと思いました。(3年 須藤 巧)
  • 実際に商品を飲んだり店舗に赴いて販売状況を見るなど、長期に渡る研究の大切さや、思ったような結果が出なくても別の角度から商品を売りだしていく工夫や機転など、働く上で大切なことを学べました。(2年 清水 梨那)
また、西尾氏のお話しの最後にあった、『人生は「運」と「縁」で出来ており、「かきくけこ」(感謝、希望、工夫、健康、考動)、「3ない」(言い訳をしない、悪口を言わない、人のせいにしない)を強く意識し、仕事を通じて成長していると思う』という言葉は、心に刻んでおきたいという声も多くありました。

中野ゼミのテーマは「情報技術の活用を学ぶ -その応用と教養の形成-」です。「情報技術の活用」を軸としながらも「自分の人生をより楽しくする」ことを根底におき、プロモーションビデオの制作や時事問題考究など、様々な研究活動を行っています。
 
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電話:04-7183-6517