2023.07.06 (木)TOPICS商学部

中野ゼミ学外授業「東京国立博物館へのいざない」実施報告

6月24日(土)、商学部准教授 中野 健秀先生のプロゼミナール(1年生ゼミ)の学生12名が、キャンパスメンバーズ(※)を利用した学外授業を行いました。
今回訪問した東京国立博物館は、明治5(1872)年、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まり、日本で最も長い歴史のある博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管されており、日本だけではなく中国やインドネシア、エジプトなどの異文化の歴史に触れながらとても熱心に見学していました。
また、先生が事前に準備した学生が興味を引くような「東京国立博物館ワークシート」によって、一層理解が深まり、新たな視点や興味が広がったようです。

プロゼミナール 校外学習と 東京国立博物館商学部中野先生①

今回の学外授業に参加した学生(東京国立博物館前にて)
また、ミュージアムシアターでは、VR(バーチャルリアリティ)作品『DOGU 美のはじまり』を鑑賞。超高精細4K映像を映しだす迫力の大スクリーンには、国宝に指定されている5体の土偶が集まり、かつての姿の再現や、まるで実物に触れられるかのような空間が映し出され、ナビゲーターの案内により、とても分かりやすく楽しむことができました。

今回の学外授業によって、普段の生活では関わることのない作品に触れ、またゼミのメンバーと楽しみながら充実した時間を過ごしました。
 

プロゼミナール 校外学習と 東京国立博物館商学部中野先生③

プロゼミナール 校外学習と 東京国立博物館商学部中野先生②

<学生の感想>

  • 色々と見てまわった中でも特に中国の石刻画や書跡に興味を持ちました。元々は古代エジプトが好きで西アジア・エジプトの美術に興味があり、中国の歴史に関しては全く知らなかったのですが、展示物を見ていくと魅力的なものが多く、これから目を向けてみようと思いました。(商学部1年 西村 樹里)
  • 土器や土偶の時代や時期ごとの模様の違い、その時代の服や物の流行り、また国々の文化によって絵画の人の表情や輪郭の作り、象徴する物が異なったりする。時代が経過するにつれて作品が色彩豊かに変化していくのが、とても興味深いと思いました。また、他国からの得た技術を活かし、自分達の作品技術を上げていることもわかりました。(商学部1年 松本 そら)
  • 私が特に感動したものは、顔氏家廟碑と獅子牡丹蒔絵鏡箱でした。理由は、どちらも全て手作りにも関わらず、とても細かなところまで線が入っていたり、手書きにも関わらず、コンピューターのように一文字一文字きれいで、読めないような字がないほど丁寧に作られていることに強い思いを感じ取れた気がしました。(商学部1年 斎藤 音雄)
  • 一日では見て回れないほど展示物が多かったですが、その中でも特に本館の2階に展示してある水墨画が興味深かった。どの作品も繊細に描かれていて、さらに墨のみで濃淡が表現されていてとても綺麗でした。他にも興味深い作品が多くあったので、今度はもっと時間に余裕がある時に行ってじっくり見てまわりたいです。(商学部1年 豊田 結女)
  

本学には全学部に必修の1年生ゼミがあります。大学の講義や演習を履修するために必要な基礎知識を身につける少人数制の授業を行っており、レポートの書き方や図書館での資料の探し方、発表の方法などを学んだり、今回のように実際に学外に出て体験したりする授業なども行われたりしています。
※ キャンパスメンバーズについて
本学は「キャンパスメンバーズ」に加盟しています。対象の施設で学生証を提示すれば、常設展は無料で、企画展は割引で観ることができます。
<お問い合わせ先>
部署:企画課
電話:04-7183-6517