2024.01.31 (水)TOPICS商学部

王振宇ゼミ 「中国茶基礎講座」開催報告

1月18日(木)、商学部教授の王振宇ゼミにおいて、「中国茶基礎講座」が開催されました。講師として迎えたのは、NPO中国茶文化協会の理事であり、取手市で中国茶教室「紫香茶会」を主宰し、中国茶上級指導老師としても活躍されている西村眞由美氏です。
西村氏は、中国茶の歴史、その分類、喫茶の起源について、豊富な知識とわかりやすい解説で学生たちを魅了しました。

特に注目を集めたのは、西村氏が用意した二十数種類に及ぶ中国茶の茶葉見本の展示でした。これらの茶葉見本を使い、学生たちは様々な種類のお茶を試飲し、各茶葉の独特な特徴や風味を実際に体験する機会を得ました。

西村氏は、「中国茶はすべての茶類のルーツです。日本茶も西洋紅茶も、もとは中国茶からです。製造工程で発酵度などの違いから味や香りが無限に広がるのが中国茶の魅力」と述べ、中国茶の幅広い影響と多様性について強調しました。

 

中国茶特別講座⑩

授業の後半では、西村氏の丁寧な指導のもと、烏龍茶のお点前を実践的に体験しました。
春節(2月10日)を控え、お点前のテーマは「春節」に設定されました。中国の正月飾りや金柑が配置された特別なセットで、聞香杯を用いた烏龍茶のお点前が行われました。
西村氏は、「中国茶芸は形式にとらわれず、日常生活における茶席の大切さを重視する」と語り、その魅力を伝えました。

王ゼミでは、これまで数回にわたり、中国茶に関するリサーチとプレゼンテーションを行ってきました。

今回の講座では、これらの事前学習と実際の体験が結びつき、学生たちは中国茶の深い歴史と文化に関する理解を一層深めることができました。王ゼミでは、今後もこのような文化的な体験を通じて、学生の異文化理解力を高める活動を継続していく予定です。

中国茶特別講座⑥

【学生からの感想】
1.    まず自分が驚いたことは、お茶の種類が一緒でも茶葉によって全く香りが違うことで、茶葉によって一つ一つ違うことを体験してみて驚きました。また、紅茶と烏龍茶は色が少し似ていたが、味も香りも全く違いました。お茶を飲みほした後も香りを楽しめることもお茶の一つの楽しみ方だと思い、今日一番驚いたのが茶葉には賞味期限がないということでした。貴重な体験ができてとても有意義な時間でした。
2.    中国茶講座を聞いて、私の中の中国茶への意識が変わりました。あまり中国茶を知らず関心はなかったのですが、中国茶講座を聞いて、さまざまな種類の茶葉を、丁寧にさまざまな作法で茶葉によって特徴が活かした味が出る中国茶を飲めてよかったです。
3.    今回、中国茶の講座に参加させていただいて、まず、1番驚いたことが、お茶にも古くなるにつれ価値が上がっていくというヴィンテージが存在することです。お茶にも消費期限があると思っていたので、お茶の奥深さ、ロマンが少しわかった気がします。また、色々な種類のお茶を飲ませて頂いて、最初の冷たい緑茶は色が薄く、味も薄いかと思いましたがしっかりとした味でしたのですごく驚きました。白茶、紅茶、烏龍茶などたくさん飲ませて頂き、個人的に1番美味しいと感じたのは白茶でした。癖がなく、桜餅の葉の味に似たものを感じたのですごく飲みやすかったです。そして、紙コップではなく、上品な食器で雰囲気からしっかりと入れたのですごく貴重な時間でした。また機会があれば是非参加させて頂きたいです。大変な準備から片付けまで本当にありがとうございました。
4.    今回の中国茶講座では、以前授業で学んだ中国茶を実際に飲んだり、改めて中国茶について成分や味や濃度、歴史などといった詳しい部分を学びました。中国茶それぞれ味も匂いも違って緑茶や紅茶、烏龍茶などは普段飲んでいるものとも違いました。実際に飲むのは初めてだったのでいい経験になりました。個人的には白茶がとても美味しいと感じました。
5.    今までネットなどで中国茶がどのようなものなのかは学んでいましたが、ほぼ文字だけだったので実際に茶葉を見せていただいたり、色や香り、発祥などを直接見て学ぶことができて、とても理解が深まりました。
 

中国茶特別講座⑤

中国茶特別講座⑨

中国茶特別講座⑧

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